さとう式リンパケアとは、顎の関節運動を利用して口腔から体全体をゆるめ、『リンパ間質液』が流れやすくなるよう環境を整える健康法です。肩こり解消を目指して、全身の循環機能を向上させませんか。
◆間質リンパと管内リンパ
『リンパ』とは、大きな意味で体液の事で、体のどこにあるかでその呼び名が変わります。大まかにいうと、以下の通りです。
・血液の中にあると「血しょう」
・細胞及び血管の外にあると「間質リンパ」(細胞間質液の事)
・リンパ管の中にあると「管内リンパ」(一般的にいわれているリンパ液の事)
さとう式リンパケアは、リンパ管の中のリンパ液だけでなく、全身の細胞に含まれている間質リンパ(細胞間質液)全ての循環に注目した、従来の方法とは全く違う新しいリンパケアなのです。
間質リンパという言葉は聞きなれないかもしれませんが、実はこの間質リンパこそが、体中の細胞に酸素と栄養を運び、老廃物の排出を助けるとても重要な役目を担っているのです。
◆押さない・もまない・リンパは流さない
間質リンパの流れを促すためには、従来のような方法は行いません。押したりもんだり伸ばしたり引っ張ったりする事もありません。緊張して固まってしまっている筋肉にやさしくふれて、ゆるめるという事をやっていきます。
全身の筋肉が『ゆるゆる』にゆるまる事で、体液全体の循環がスムーズになり、間質リンパが全身に巡り出します。すると、老廃物も体外に排出され体が軽くなったり、こりや痛み、疲れが癒えていくのがわかるのです。
◆耳たぶ回しで体の「腔」を整える
さとう式リンパケアでは、人間の体は「筒」=「腔」でできていると考えています。「筒」=円筒形というのは、力学的にとても安定した形状で、例えば紙コップを裏返して立てて、そこの部分にボーリングの球をのせても、つぶれる事はありません。私たちの体の中にも筒型の空洞があり、これは「腔」と呼ばれ、次のような3つの「腔」があります。
口腔・・・鼻から首のまでの空洞で、口腔上部と口腔下部に分かれています
胸腔・・・肩から横隔膜にかけての空洞で、肋骨に守られて心臓や肺があります
腹腔・・・横隔膜から鼠径部にかけての空洞で、胃や腸や主要な内臓が収まっています
これら3つの腔はつながっていて、入り口である口腔に連動して広がったりつぶれたりします。口腔を広げるために耳たぶをやさしく回と、咀嚼筋などの顎周りの筋肉がゆるみ、口腔が広がって唾液が充分分泌され、消化が促進されます。
さらに、口腔を広げる事で胸腔や腹腔も広がり、体全体が筒状に整っていきます。胸腔が広がる事で気道は広がり、呼吸が深くなります。その深い呼吸によって自律神経のバランスが整い、免疫力も本来の力を整えていきます。
ただ、3つの腔を整える目的は、体の機能向上だけはありません。口腔が整うとエラの張りが解消しフェイスラインがすっきりし、胸腔が整うとバストの位置が上がり、腹腔も連動して整うため、結果としてぽっこりお腹が気にならなくなるのです。
さとう式リンパケアに興味をお持ちの方は、東京都中野区にあるヒーリングサロンシトラスをご利用ください。セラピスト養成のための資格取得セミナーも、プライベートレッスンで開催いたします。施術も行っておりますので、まずは体験したみたいという方、施術料金が気になる方はお気軽にお問い合わせください。