肩はもまない!MRT(マッスルリリーステクニック)

MRT(マッスルリリーステクニック)とは、さとう式リンパケアから生まれた、『1つ1つの筋肉をゆるめて緊張を解放する』技術です。筋肉の柔軟性と弾力性を取り戻す事によって、口腔・胸腔・腹腔を整える素材として筋肉をより質の高い状態へと導きます。 その結果、筋肉のポンプ機能が高まりますので、より豊かな循環機能を促す事が可能になると注目されています。

◆もむと肩こりは悪化する

『筋肉をゆるめる』=ツボ押しやストレッチとはちがいます。「肩こり解消のために…」と、緊張して固くなっている筋肉(=こり)を、自分で押したりもんだりすると、筋線維は断裂してしまいます。

お肉を調理する前に叩いたりもんだりするのは、筋線維を細かく断裂させる事でお肉をやわらかくしているのです。しかし、私たちの体は生きていますので、断裂した筋線維は修復されます。修復する時、筋線維は以前より強くなる性質がありますから、押す、もむ、叩くなどの刺激を受ければ受けるほど、こりを感じている部位の筋肉はどんどん硬くなっていってしまうのです。

・運動や筋トレで筋肉を硬くしない
・もまない、押さない、引っ張らない

この2つを心掛ける事で、筋肉はやわらかさを取り戻します。

◆やさしくふれて筋肉をゆるめる

運動もストレッチもせずに、簡単に筋肉をゆるめる「筋ゆる」を実感して頂ける方法をご紹介します。
脚の筋ゆるです。まずは左右どちらか片方だけやってみてください。

≪手順≫
1.立ったまま足首からふくらはぎ、太ももから脚の付け根まで下から上に、手でさわさわっとごく軽くやさしくなで上げます。3回程度行います。
2.お尻も下から上に、さわさわっとごく軽くなで上げます。3回程度行います。
3.最後にひざ下をキックするように3回軽くけり出します。

その場で足踏みをしてみて、左右を比べてみてください。試したほうが軽く感じませんか?これが「筋ゆる」の効果です。やさしくふれて、なでて、ゆらす事で強張った筋肉がゆるみ、やわらかさを取り戻します。本来の柔軟性を取り戻した筋肉は、ポンプ機能がスムーズに行えるので、間質リンパが循環しやすい状態が整うのです。

「やさしくふれる、ゆらす、息を吐く」といった誰にでも簡単にできる方法で、不調から解放され体液循環もスムーズになるMRTの技術は、介護などにも幅広く活用できます。

写真は、筋肉の硬直がゆるまったケースです。

◆筋肉がリンパ間質液を循環させる

血液は心臓がポンプになって循環しますが、リンパにとってポンプの役割を担うのが筋肉です。筋肉のポンプ活動が間質リンパを循環させているのです。筋肉がふくらみ、縮むをくりかえす事で、体液を取り込んだり吐き出したりしています。そのため、ポンプである筋肉をやわらかく保つ必要があるのです。

硬い筋肉では伸縮の動きが乏しくなり、体液を取り込んだり吐き出したりできなくなります。すると、新鮮な酸素と栄養素を取り込む事ができず、また、体内の不要物も排出する事ができません。そして疲労物質が溜まっていき、筋肉のこりを助長する循環障害を引き起こし、筋肉は硬くなります。その結果、ダメージを受けるのは筋肉を取り囲む筋膜です。こりや痛みは筋膜が引っ張られたり傷ついたりする事で起こっているのです。

筋膜にも間質リンパが多く含まれていますので、筋膜がねじれ、折れ曲がり引っ張られてしまうと循環が悪くなって、こりや不快感の原因を招くのです。筋肉はねじれながら硬くなりますので、簡単にできる腕のねじれの戻し方をご紹介します。

私たちは肩を内側に巻き込んでしまうクセ、いわゆる「巻き肩」ですが、上腕二頭筋や僧帽筋もねじれて肩がこってしまいます。そして胸腔のつぶれにもつながります。上腕を本来の位置に戻す事で、肩こりとは無縁の生活を手に入れましょう。

●上腕のねじれの戻し方

≪手順≫
1.肩の位置を耳からまっすぐ下ろしたラインより前側に決める。
2.上腕を外側に回転させる。この動きによって、肩と腕の位置が耳からまっすぐ下ろしたライン上でそろう。
3.手首だけ内側に戻す。

胸腔のつぶれにも期待できます。腔を意識する最初の一歩として、試してみてください。

さとう式リンパケア・MRTに興味をお持ちの方は、東京都中野区にあるヒーリングサロンシトラスをご利用ください。セラピスト養成のための資格取得セミナーも、プライベートレッスンで開催いたします。施術も行っておりますので、まずは体験したみたいという方は、受講内容や料金を含めてお気軽にお問い合わせください。

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